にっき「人間の営み」
うーん、進捗が生えているようで生えていないような、不思議な1日だった。
通話会のプレッシャーを利用して7.5時起床。8〜10時に進捗を生成する。といっても課題1つ分だが。いい出だしですねと思っていたが、今日を終えてみると問題点が2つ、朝食を疎かにしたことと午後にエネルギー切れが起きることであった。
2限。ちまちまと常微分方程式を観察していたのが、いよいよ現実の物理現象・生物現象の話に…といういい所で集中が尽きた。集中ってそんなに続かないものなのかなあ。後でちゃんと読みたいな。
3限。ゲノム解析だが、内実はいわゆる統計的機械学習だと思われる。やはり全てが統計に帰してゆく…
4限。もう本当に聞いていない。画像間の変換を回帰分析で出すんだっけ。しょうもない分析をして論文にしたら大ヒットして筆頭論文になっちゃった話を聞いた気がする。新しい分野には往々にして「目の前にあるのに何故か誰も掘っていない土壌」みたいなものがあるということだろうか。
夕方から夜にかけてだらだらと進捗をして、そのあと急に心が深淵に沈んだ。研究のことを考えたからだったか。人間はどうして生きているのか。何もかも機械的摂動論に落ちるとしたら、ここにある意識とやらはいったい何なのか。なぜ夢を見るのか、なぜ夢を失うのか、なぜ情熱に突き動かされるのか…全ての夢から醒めた時、幸せとは一体なんなのか。これは、間違いなく発狂するな。
とりあえず、そういうことを考えるのは半年後くらいにしよう。課題と演習とその他諸々をだらだらと処理して歩を進める。ああ、明日は研究室で刺されるのかな。人間そんなものだろう。おわり。