496の落書き帳

496がなんか思ったことを書いたり書かなかったりする場所です。

にっき「院で暮らすということ/通信問題」

全然体力がなくて日記を書いていない。3日分くらいずばばーっと書いておくか。

5/22

ううーん。最近起きられないなあ。土曜日はいつもゴミを出し損ねる。そろそろまずいぞ。

ほぼ13時から活動開始。今日も仕事を休んで院の入試説明会を見る。院の内部の説明は色々あったが、入試の説明は微塵もなくてみんな首を傾げていた。

やはり本質タイムは個別研究室トークである。少人数で先生と喋れる。そんなに人がいないと1対1になることすらある。研究内容や研究生活がかなりよく分かるので、モチベや俯瞰が深まりやすい。まあ、夢を語るだけ語るのは楽しいですからね。

語りすぎると特定されそうだが、理研に通うことになるかもしれない。そうすると研究者とお喋りすることも割とあるかも知れず、かなり刺激的な環境になるだろう。オラわくわくすっぞ。

それで、今日の先生との会話を以って、今の学部の上の院にそのまま行くのはやめるという意思がかなり固まった。今ある手札を捨てているようで怖いのだが、でもやはりこれでいいのだと思う。思うことにする。何も使えないわけではあるまい。専門に行く前は敢えて専門外、この格言はまだ信じている。

その後、親と進路相談みたいなことをした。何だかんだ言ってかなり心配されている。研究分野の話は自分の興味の話だからまだいいとして、強く心配されたのは環境のことであった。研究室というのはもう住居のようなものである(いわく、「研究室にはどれくらい行けばいいんですか、じゃあないよ、研究室は来るところじゃなくて居るところだ」)。そこに気軽に話せる同世代が何人いるかということは学生として重要であって、上の世代にバカスカ鍛えられながら理研で暮らすなどというのは、そう、学生らしくない。就職するようなものである。本当にそれでいいかは考えなさい、というのが忠告であった。ただし、博士からトライするならまだ良いだろうという。なお、沖縄の件も全く同様である。

就職みたいだ、などと言ったが、一般に院進だって就職みたいなものだという気はする。学生の頃より狭い領域に毎日通い詰めて、一つの目的にある程度縛られて、それを詰めて、成果がないと上の人にちょっと怒られて気が沈んで…こういうことは就職しても院進しても起きる。どこに行くかを決める自由はある程度あって、そこで迷って、でも面接で通してもらえるかは時の運で、と考えるほど就活と大して変わらんのではないか?これは、中々に面白いことを示唆している気がする。企業のあり方、研究室のあり方、その差異が意味するものは、果たして。

5/23

進捗はあまりよろしくない。結局のところ日曜はお休みをしがちである。

少しだけ画像処理で遊んだ。GBの画像が綺麗になったりぼやけたり真っ白になったりするのを眺めてニヤニヤ笑う程度であるが。結果が見えると面白いねー。

バイラテラルフィルタさんが途方もなく遅いので細々と改良っぽいことをした。適当にggって出た中で面白かったのは「ベクトルの各値にfをかける」より、「fの値を全て計算してテーブル化して、あとはひたすら参照する」という手である。これはもちろんfの定義域がベクトルの次元より小さいことが必須であるが、意外と有効であった。気持ち悪いけど。

5/24

気を取り直して月曜。さあ、例の実験のお時間である。といっても先週の残りが沢山あって非常にまずい。TCP/UDPをチンタラ実装しながら理解が深まっていった。それにしても遅いけど。今週分に入れていません!!急げー。

折角なので通信に関する知見を書こうとしたが、割と自明なことに見えて面白くない。コネクション通信の楽さと面倒さが分かりました程度か。まあいい、書いてみよう。UDPはメールのやりとりみたいなものであって、送信者は全てのメッセージに宛先を書くし受信者は送信者のアドレスが分かる。一方TCPでメールみたいなものを送るのは最初の1通だけであり、その後は確定した通信線で名前を書かずに送受信できるので楽だ。一方でメールのように1通が確定したブロックなのではなく連続的に流れるストリームであるがゆえにどこからどこまでが1通なのかよく分からんという事態が生じる。これは面白い一長一短のように感じる。

で、常々思っているのはどうしてスライドやTAさんがこういう説明をしないのかということである。なぜ分かっているのか、「これだけ書けば分かるやろ」と思ったものが通じないのは何故か、どちらが悪いのか、それともどちらが悪いで済む話ではないのか。僕の最後の問題は常にそこにある。

さて、話は飛んで、知り合いを訪問して当人が接骨院の無料体験に遊びに行くというので、ノリでついていって、猛烈に呆れられた。いやあ、知ってましたよ。体がガタガタなのは。「え、もう痛いんですか?」という煽りを久々に頂いた。20分くらいぐねぐねと体を動かした結果、背骨と肩甲骨の距離が2/3倍になったという。これは、0点を30点にするのは一瞬という、アレなのだろうか。いい感じに予約まで取らされる展開となった。次回まではタダなんだって。

まとめ

いやあ、進捗なんて悪くて当たり前なんだと思っていかないとやっていけませんね。社会だと怒られそうだけども。できないことをできると言い張ってできないのがいちばん駄目なので、ちゃんと自分と現実を見つめましょう。弊学が掲げているらしいところの「自己を相対化して考える知性」…いい言葉だね。やっと分かりかけた気がする。まあまあ、単位はちょいと落ちるやも知れませぬが、呑気に元気に生きてゆきましょうぞ。おわり。