496の落書き帳

496がなんか思ったことを書いたり書かなかったりする場所です。

にっき「理想と現実の落差」

今日も実進捗が生えない。

前々から行く気だったが、某研究室の説明会に行った。行ったと言っても家からは出ていないが。現地見学あったらしい。行けばよかったような気もする。

話が面白くて若干即ツイートしてしまったが、以下のような論点が上がった。

まず研究テーマの話。定量化できなさそうな領域にどう挑むのか?定量化ができなくても比較可能なことはある。遠近とかだけ分かることもある。それだけでも対象からなる空間を数学的に検査できるのではないか。位相か、あるいは圏のように。

次に院生活の話。まあ大学卒時点で研究ができるわけがない。なんとなくこういうのがしたくて、というのを先生に言ってもらって、助言と調査を重ねて、何ヶ月か掛かってテーマが決まって、2年以内に論文が出れば上々。修士なんてそんなものだと。知ってたが、先生がちゃんとそのように述べてくれると心がましになる。

そして自然に院試の話が出る。「でも研究計画書って出すじゃないですか」「ありゃ研究計画書じゃない。そんなもん書けたらもう博士だよそれ。お気持ちと今見えていることを報告すればいいよ」まあ、そう、だよな。よかった。

試験の方は、普通に数学とプログラミングができればいいよ、というのだが、数学ができるとはどこまでか?これを先生にぶつける機会を得た。「大学1〜2年の数学を、きっちりやれるレベル。大学受験の数学みたいに答えられるレベルと言えばいいかな」これは一安心。「もっと発展的な数学は」と聞くと「学部でマスターなんて無理だと思う。あれは元々個別にいくつか話があって、それを俯瞰して改めて生えた知見みたいなものだよ。個別論を見ないで一般論見てもわけわからんでしょ。入ってから必要に応じてやりなさい」ふーん、そうなのかあ。知見。

「プログラミングができる」の方はもしかすると聞き損ねたかもしれない。高速化とか気にしなくても、ちょっと計算回したいときは雑にpython書くのでいいし、先生が学生の頃はMATLAB正義だったんだけどね、などとお話はあったがはっきりしなかった。

その他もろもろあった気がするがこれくらいにしておいて、モチベは上がって良かったのだが、受かる未来はやはり全然見えない状態にある。倍率なんて気にしても負けだろうから忘れるとして、まずTOEFL提出で落ちそう。受験申し込みから難航しております。

ちゃんと大人の視点を持って受験をするのは初めてだ。やりたいことがあって、ここに行きたくて、でも定員があるよ、という構造。「増えちゃうと面倒見れないんでね、ポスドクの方も募集してますけども」なんて言っていたが、なんだかんだで枠は狭い。大学受験は広く、定員が1100もあったんだからまあ通るやろくらいのノリであったことは覚えている。あの時は「やれるだけやって、あとは天運による決着」などと豪語していたが(今もそう思っているが)、落ちたときにその心を保てるのかは(落ちなかったので)実証されていない。

仮に留年だか浪人だかをしたとして、上手く頑張れるかはよく分からない。それはそれでいいじゃんと頑張れる気もするが、一回落ちたという事実だけが客観的に観測できるものになってしまうと精神が駄目になるのは間違いないのだろう。あと、少なくとも親に相談しないといけないな。親に何も話してないし相談してないんだよね、めちゃくちゃお金もらってるのになあ。どう思ってるのか全然分からない。

うーん、なんだろう。まだ大人になれてないってことかな。この3年で相当大人になったとは思うのだけども、自分のモチベも制御できてないし他人とも先生とも親とも適切に会話できない。そう認識できるのは成長なのだろうが、これスランプって言うんだっけ。

まだ止まるわけにはいかぬと感じるが、実進捗は生えてこない。違うぞ。楽しくない勉強をするんじゃない。遅れてるってだけで楽しくなくなるのは何なのだ、まったく。

オラわくわくすっぞ!を維持していけ。おわり。