496の落書き帳

496がなんか思ったことを書いたり書かなかったりする場所です。

にっき「進捗の見えない世界」

日記からとても手が遠ざかっている。よく分からんストレスに晒されているのは間違いない。この3日は睡眠も食事も割とぐちゃぐちゃであった。実家にいないと簡単に壊れてしまうんだなあ。あと、気象に身体が追いついていない気もする。

ストレスの元はおおよそ出願のことと、その合間に挟まる(今の)研究()のことである。あまりにもふわふわとした希望をもう少し現実的な計画という名前で固めないと、固めないと、と思いながら、何も分からないし纏まらない。俯瞰、着眼、手法。その客観視。何もかも足りない。上手く言葉にならないが、「こうすれば良さそうじゃない?」「そう思ったのは何故?」「…」そこで止まる。

研究室の会合があって,「成果はこういう感じで纏めるといいと思うよ」という助言を先生から頂いて、とても文系みたいな心地がして気持ち悪くなった。文の上で闘うのが文系、理の上で闘うのが理系であるとしても、やはり最後の戦場は文の上にあるのだろう。ところが、今読んでいる論文は「いかなる文もその意味も超巨大線型空間に収まる」と宣う。それは正直もっと気持ち悪い。

機運が来て、学科の人々とお話をした。終いには、有益とか無益とか、忘れて。正しい人生とはそんなものだろうか。正しい、というと苦しいが、「自然な」人生と言おうか。ああ、自然科学。

分かりやすい進捗は、あまりない。たまたま上手く行き、たまたま上手くいかない。探索とは、研究とはそういうものである。その荒野をのらりくらりと歩いてゆけるのは、何のお陰か。水と栄養か、蜃気楼か、忘却か。…夢か?