496の落書き帳

496がなんか思ったことを書いたり書かなかったりする場所です。

にっき「学習と教育」

今日はここ2日よりは酷くなかった。気がする。

7時覚醒、8時起床。なんかこれくらいでいいような気がする。 1発で起きるのは中々厳しい。スマホ目の前に置いて寝て、起きるためにスマホ使うか。起きたらソシャゲ開くっていうルールで。それも危ないかもしれないな。うーん。自分を誘導するコードを書くという気持ち悪い作業の終わりが見えないね。

午前は虚無に落ちながら朝食とかゴミ出しとか皿洗いとか入浴とかのQOL方向の進捗をした。こうやって書くと割とマシに見えるな。

午後、出勤するも仕事が少ない。課題がやべえ、実験がつれえなどと同僚と駄弁って、なぜかWordの数式フォントを変えるという話になり、WordにLatin modern mathを入れる運びとなった。レポートの数式がくそださフォントだったのが、Latex風の割とイケてるフォントになった。なぜか黒板二重線文字だけださいのが気に食わないが、大体いい感じになった。

さらに駄弁り、高校生教えるのって何故かむずいよねーと言って、高校と大学の教育の違いの話になった。この議題はかなり深みにはまることとなる。

大学の講義(教科書)っていきなり見てもモチベが中々分からなくて、課題(実験)やってる時に理解している。一方で基礎実験なんかを思い出すと予習で教科書(講義)を読んでよく分からないまま実験(課題)をやって、終わると理解している。ところで高校の終盤や大学受験予備校の授業では、いきなり問題を投げつけて、止まっている人がいたら助けるというやり方をしている。この方法では、最初は滅茶苦茶簡単な問題から始めるのがコツだ。さらに遥か彼方に記憶を巻き戻して中学受験の四谷大塚さんを思い出すと、まず簡単な問題を予習課題で出して、授業は難しめの問題を投げて解説するというスタイルだった。

これらをぼんやりと見つめると、理想的な学習とはこんな順序だと思う。

  • 簡単な課題を解く
  • 難しい課題を見る
  • 分からないので教科書を読む、または講義を聞く、または質問する
  • 難しい課題を解くことを通して理解する

教える側は往々にして最初のステップを疎かにしている。これは大学の先生にも、仕事をする自分にも当てはまる。これは、できると分かりきっていることを再確認するのは時間の無駄だと考えてしまうからだと思うが、多分間違っていて無駄ではない。

論点が2つある。まず、第一歩が能動的なものでないと上手くいかないことが多い。「よし解くぞ、これは解けたぞ、これは解けないぞ、じゃあ聞くか」という流れを作ることで、問題のモチベや、どこが難関であるのかという情報が能動的に導かれる。

次に、先生が手助けをするべき過程は最初ではないということだ。出来れば講義前にある程度予習をやっておいて、講義では難関(だと学生が認識しているところ)を取り扱うのが効率的である。演習・実験という形式の科目ではこれが自然に達成されやすい。講義科目で実現するには、予習課題の設置だろうか。

これらを踏まえて予備校や大学はどうするべきなのか検討してみると中々に面白い。予備校の授業は

  • 学校で既にそれなりに勉強及び苦戦をしている前提
  • 学校の先取りを1からやる前提

の2つがあって、前者の場合は最初の2ステップは既に実行されていると考えて第3ステップから始めるという思想がある。これはまさに予備校と呼ぶべき仕事である。それが理想的なのだが、学校での学習・演習が不十分であったり、数ヶ月前で忘れていたりする場合に、それを知らぬまま適当に授業をすると崩壊する。何度もやらかしたので反省しなければならない(初習の場合、2週間も空けばほとんど忘れるものである)。また、後者の場合には完全に心を入れ替えて授業をしないといけない。これはもう予備校ではなくて学校であり、第1ステップからやってあげるべきである。

一方で大学の講義の場合、先生にそこまで教える(育てる)気がないという問題が大いにある。逆に言うと、丁寧なサービスはしてくれないので、ある程度学生が勉強のマネジメントを自分でしろという解釈になる。つまり言われなくても勝手に予習すればよい。まあ当然これは「言うは易し」というヤツで、学部生というのは大体まだ右も左も分からぬものなので死ぬ人は死ぬ。ある程度分かっていて躓いている人をどうにかするのはできるが、1から教えるのは大学の先生も下手であることが多い。予備校に存在した2つの前提の齟齬が大学にもあるということだろうか。

のらりくらりと語ったが、大雑把な教訓は「簡単な問題から始めろ」という言葉にまとまるだろうか。先生に問題があるというよりは、教科書や課題設定が重要なのだと思われる(良い順番で課題の並んだ教科書があれば、先生は教え方を考える必要が減るという事実がある)。なぜか歳を取れば取るほど教科書を疎かにしがちなのが問題かもしれない。そして、問題を解いた回数を重ねるほど「簡単な問題」に感じられるレベルが上がっていく。それが成長というものである。

さあ、気を取り直して、簡単な課題から始めよう。良いGWを。